楽しみな天皇賞
ワタシが好きなレースの一つの府中の芝2000m戦!
このカテゴリーで唯一のG1の天皇賞秋はワタシの中で大好きなレースです。
今週日曜日に行われる第152回天皇賞秋は、例年に比べるとややメンバーが小粒な感がありますが白熱したレースを楽しみにしたいと思います。
今回の回顧は2cm差の大接戦を演じたウオッカVSダイワスカーレットの第138回天皇賞秋です。
長い長い写真判定の末、2cm差の勝利
この時の天皇賞は1番人気に前年のダービー馬ウオッカが支持され、2番人気に二冠牝馬ダイワスカーレット、3番人気がダービー馬ディープスカイとこの三頭が5倍以下の圧倒的な人気で4番人気のグランプリホースのドリームジャーニーは14.6倍と大きく差が開いていました。
レースは好スタートからポンと飛び出した休み明けのダイワスカーレットが軽快に飛ばし、キングストレイル、アサクサキングスと続いてディープスカイは内の5番手を追走しウオッカは外目の7番手でレースを進める。
軽快に逃げるダイワスカーレット&安藤勝己の早いペースで縦長の隊列でレースが流れ、直線に向いても脚色が衰えないダイワスカーレットに外からディープスカイとその外からウオッカが並んで伸びてくる。
残り200mで内ダイワスカーレットと離れた外側にディープスカイとウオッカの三頭の争いとなって外からウオッカが抜け出すところを間を突いて猛烈な末脚で突っ込んでくるカンパニー、さらに内で二枚腰から伸びるダイワスカーレットと大混戦のゴール前、しかし最後はウオッカが差し切ってゴール!と思われたもののスロー再生を見ると内のダイワスカーレットとウオッカが並んでゴールしておりどちらも勝ってるように見えるという…
ワタシ的には久々&府中初出走ダイワスカーレットと府中時のウオッカではウオッカ有利と判断し、残り150m直線で見たアンカツさんのムチの使い方が馬の余力が無い時の使い方のように見えたので躊躇わずに外に振りました、が、外の二頭を写していると角度的に恐ろしく伸びてくるように見えるゼッケンが見えたので内に振り直すとカンパニーが居ました。
一瞬「え?カンパニー」と思うもその右側に馬のお尻が見えて!!!
まさか内でまだ粘ってるの?? とさらに内に振ると見限ったはずのダイワスカーレットが居てビックリしました。
とにかく歴史的名勝負のレースでしたがカメラマン泣かせの判断の難しいレースでした。
歴史的牝馬二頭による大接戦、1着同着でも良かったと思ってるのはワタシだけでは無いと思いますが!?
ウオッカの返し馬
アンカツさんの早めのムチを見て外に振る
外の三頭に絞られた
新旧ダービー馬対決か!?
ウオッカに決めかけた時に画面右にゼッケンが!!!
慌てて振るとカンパニー? さらに右側にお尻が見える
ダイワスカーレットが粘ってる!?
僅差のゴールでウイニングランが無く二頭揃ってダートコースから帰ってきた
長い写真判定の末に1着となった武豊騎手はファンに万歳
得意の府中のG1を3勝目
またしても牡馬を負かした
2008年、年度代表馬に輝いた
優駿11月号
現在発売中の優駿11月号、特集の未来に語り継ぎたい名馬100の9位ダイワスカーレットで80pに掲載されてるワタシの写真ですが(今回この記事のレース写真6枚目と同じ)アップにするとアンカツさんのゴーグルにカンパニーとウオッカが写ってるんですよ!
結果的に2着でしたがとても気に入ってる写真です。
優駿だけを見た方だとワタシがダイワスカーレットしか撮って無いような印象を持たれるかも?なのでちゃんとウオッカ(さらにカンパニー)も撮ってますよ!のアピールでした(笑)
カメラマンとして勝ち写真馬が1枚も無いというのが一番恐ろしいことなので、撮影中にどうしても気になったら(というか気づいたら)振ってしまうんですよね…
この時のレースでは結果的にそのままウオッカを撮り続けるのが正解だったんですが、あの小さいファインダーから色んな情報を得ては瞬時に判断してるんで、ついつい気になった馬を撮り行くんです。
競馬写真撮るのにコツはありますか? と聞かれるとこうお答えします。
「重要なのは動体視力です」
Gate J presents 第2回八人の写真家展「美 the thoroughbred」
今年もやります八人の写真家展!
昨年好評の写真展を今年も開催します~
東京展
富士フォトギャラリー新宿 10/30(金)~11/5(木) 10:00~18:00(最終日14:00まで)
〒160-0022 新宿区新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F
TEL 03-5368-2530
大阪展
富士フォトギャラリー大阪 11/19(木)~11/25(水) 10:00~18:00(最終日15:00まで)
〒541-0053 大阪市中央区本町4-6-17 IS本町ビル1F
TEL06-6261-2323
皆様のお越しをお待ちしております。
ワタシも東京展の最終日の5日は会場に居りますので会場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしております~