2024 Breeder’s Cup(ブリーダーズカップ)


アメリカ競馬の祭典・ブリーダーズカップ

昨年を上回る過去最多の19頭が出走予定のブリーダーズカップ(レース当日の朝の歩様検査にてオーサムリザルトは出走取り消しとなったが) 今年はデルマー競馬場での開催となり、昨年に続き西海岸ということで多くの出走馬と共に関係者も渡米した。

ワタシも昨年に続き、今年も撮影に向かった。 昨年のメインレースでのデルマソトガケの2着に好走したこともあり、大いに期待しての渡航となった。

金曜日に2歳の5つのG1レース、土曜日に色々なカテゴリーの9つのG1レースと盛り沢山な競馬の祭りのようなレースが続いた。

先ずはデルマー競馬場の雰囲気とブリーダーズカップの雰囲気が伝わればと思います。

金曜日・2歳G1レースデー

金曜日は2歳のG1レースが5つ行われた、日本馬も6頭が出走した。

6レース ブリーダーズカップ ジュベナイルターフスプリントG1 芝1000m

エコロジーク(牡2歳 栗東・森 秀行厩舎)がルメール騎手で出走。 1番人気で出走したエコロジークでしたが、先行争いも早々に後退して8着でゴール。 勝ったのはキーン騎乗の、マグナムフォース

7レース ブリーダーズカップ ジュベナイルフィリーズG1 ダート1700m

2歳牝馬戦のジュベナイルフィリーズにアメリカンビキニ(牝2歳 栗東・斉藤 崇史厩舎)・川田将雅騎手、オトメナシャチョウ(牝2歳 栗東・森 秀行厩舎)・ムーア騎手が出走。 こちらも激しい流れに巻き込まれ、オトメナシャチョウ7着、アメリカンビキニは9着で入線。 フランコ騎乗のイマーシブが優勝

8レース ブリーダーズカップ ジュベナイルフィリーズターフG1 芝1600m

2歳牝馬の芝マイル戦のジュベナイルフィリーズターフ ムーア騎手騎乗のレイクヴィクトリアが優勝。

9レース ブリーダーズカップ ジュベナイルG1 ダート1700m

2歳チャンピオン決定戦のジュベナイルにエコロアゼル(牡2歳 栗東・森 秀行厩舎)、シンビリーブ(牡2歳 栗東・森 秀行厩舎)が出走。 ガルシア騎乗のシチズンブル優勝、エコロアゼル8着、シンビリーブ10着で入線。

10レース ブリーダーズカップ ジュベナイルターフG1 芝1600m

2歳芝チャンピオン決定戦のジュベナイルターフにキング騎手でサトノカルナバル(牡2歳 美浦・堀 宣行厩舎)が出走。 ムーア騎手騎乗のアンリマティスが優勝、サトノカルナバルは9着でゴール。

ムーア騎手が芝のG1レースで二勝し存在感を示した日となった。

土曜日のブリーダーズカップデー

この日は4レースから12レースまでがG1レースのブリーダーズカップ。

3レースに行われたG3ゴルディコヴァステークスでは日本でもおなじみのデットーリ騎手が勝利し、皆がフライングディスマウント(デットーリジャンプ)を期待するも残念ながら披露無しでした。

4レース ブリーダーズカップ フィリーメアスプリントG1 ダート1400m

3歳以上牝馬ののダート1400m戦。 ソウル騎乗のソウルオブアンエンジェルが差し切り勝ち。

5レース ブリーダーズカップ ターフスプリントG1 芝1000m

3歳以上の芝1000mの短距離戦。 ライアン騎乗のスタールストが優勝。

6レース ブリーダーズカップ ディスタフG1 ダート1800m

牝馬限定の3歳以上のダート1800m戦に日本からはアリスヴェリテ(牝4歳 栗東・中竹 和也厩舎)、オーサムリザルト(牝4歳 栗東・池江 泰寿厩舎)が出走。オーサムリザルトは朝の歩様検査で出走取消となりました。 ヘルナンデスJr.騎乗のソーピードアンナが人気に応えて優勝、アリスヴェリテは4着でゴール。

7レース ブリーダーズカップ ターフG1 芝2400m

3歳以上の芝2400m戦、日本からC.デムーロ騎手でシャフリヤール(牡6歳 栗東・藤原 英昭厩舎)、C.ルメール騎手でローシャムパーク(牡5歳 美浦・田中 博康厩舎)が出走。 先に抜け出したビュイック騎乗のレベルスロマンスにローシャムパークが猛追するもクビ差届かず2着、シャフリヤールが3着に入った。

8レース ブリーダーズカップ クラシックG1 ダート2000m

歳以上のダート2000m戦、日本からウシュバテソーロ(牡7歳 美浦・高木 登厩舎)とデルマソトカゲ(牡4歳 栗東・音無 秀孝厩舎)、フォーエバーヤング(牡3歳 栗東・矢作 芳人厩舎)が出走。 F.プラ騎手騎乗のシエラレオーネが1着、フォーエバーヤングは3着、ウシュバテソーロ10着、デルマソトガケは13着でゴール。

9レース ブリーダーズカップ フィリーメアターフG1 芝2200m

3歳以上牝馬の芝のレース。 メインレースのブリーダーズカップクラシックを勝ったF.プラ騎手がモイラに騎乗して連勝!

10レース ブリーダーズカップ スプリントG1 ダート1000m

 3歳以上のダートの短距離戦にはドンフランキー(牡5歳 栗東・斉藤 崇史厩舎)、メタマックス(牡4歳 栗東・森 秀行厩舎)、リメイク(牡5歳 栗東・新谷 功一厩舎)が出走。  J。ヴェラスケス騎乗のストレイトノーチェイサーが優勝、日本馬三頭はメタマックス8着、ドンフランキー9着、リメイク11着でゴール。

11レース ブリーダーズカップ マイルG1 芝1600m

3歳以上芝のマイル戦、日本から津村明秀騎手でテンハッピーローズ(牝6歳 栗東・高柳 大輔厩舎)、横山武史騎手でジオグリフ(牡5歳 美浦・木村 哲也厩舎)が出走。 直線で先頭に立ったテンハッピーローズが押し切る勢いも外から3頭に差されて4着でゴール、ジオグリフは5着でゴールとなった。 勝ったのはオリティス騎乗のモアザンルックスが優勝。

12レース ブリーダーズカップ ダートマイルG1 ダート1600m

歳以上のダートマイル戦に坂井瑠星騎手でテーオーサンドニ(牡5歳 栗東・高柳 大輔厩舎)が出走。 ロザリオ騎手騎乗のフルセラーノが独走、逃げたテーオーサンドニは9着でゴール。

18頭が出走した今年のブリーダーズカップデー、残念ながら勝利のシーンはお届けすることは出来なかった… また来年以降の宿題として、この経験を活かした良い撮影を心がけたいと思う。

お世話になった皆様ありがとうございました。

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