暮れの香港の風物詩、香港国際競走
毎年12月の第二日曜日に香港、沙田競馬場で行われる香港国際競走の4レース(ヴァーズ、スプリント、マイル、カップ)に今年も日本馬が9頭出走するとあって取材に行って来ました。
当初の雨予報もどこへやらでレース当日は降られずに済みました、先ずはレース当日の競馬場の雰囲気からお届します!
4-レース香港ヴァーズ(Hong Kong Vase 芝2400m G1)
4-レース香港ヴァーズ(Hong Kong Vase 芝2400m G1)は日本からリスグラシュー、クロコスミアのエリザベス女王杯の1・2着馬が出走したこのレース、クロコスミアの軽妙な逃げで始まり2番手につける地元香港のエグザルタント、後方3番手からレースを進めるリスグラシュー。
4コーナーで早くも5番手の外目まで進出し2番手から先頭を伺うパートン騎乗のエグザルタントを捉える勢いになり残り150mで先頭に立つモレイラ騎乗のリスグラシュー、このまま幸先よく日本馬の勝利かと思われたところ、もう一度内から伸びるエグザルタントが差し返してクビ差しのいでゴール!
昨年香港のリーデイング1・2位騎手の叩き合いはパートン騎手に軍配が上がりました、惜しい2着にリスグラシュー、逃げたクロコスミアは10着でゴールとなりました。
5レース香港スプリント(Hong Kong Sprint 芝1200m G1)
5レースの香港スプリント(Hong Kong Sprint 芝1200m G1)には日本から春秋スプリントを制したファインニードルが出走しました。
しかし短距離王国の香港馬の壁は厚く上位6着までを独占、昨年このレースを制したティータン騎乗のミスタースタニングが連覇を達成、ファインニードルは8着でのゴールとなりました。
7レース香港マイル(Hong Kong Mile 芝1600m G1)
7レース香港マイル(Hong Kong Mile 芝1600m G1)にはヴィブロス、ペルシアンナイト、モズアスコットが出走も昨年度の香港年度代表馬の圧倒的な1番人気のビューティージェネレーションが残り600mで先頭に立つと直線で独走となり最後は追われないで3馬身つけての圧勝劇となり連覇を達成しました。
ヴィブロスが混戦の2着争いを制し、5着にペルシアンナイト、7着でモズアスコットがゴールしました。
8レース香港カップ(Hong Kong Cup 芝2000m G1)
8レース香港カップ(Hong Kong Cup 芝2000m G1)にはディアドラ、サングレーザー、ステファノスの3頭が出走し、最終的にディアドラが1番人気、サングレーザーが2番人気に支持され優勝の期待が高まりました。
しかし逃げたデソーサ騎乗のグロリアスフォーエバーを捉えることが出来ずに香港馬の4連勝で幕を閉じました、ディアドラが鋭く伸びて来て2着、サングレーザー4着、ステファノスは9着でした。
地元香港馬による完全勝利に終わった2018年の香港国際競走、日本馬2着3回と悔しい結果になりましたがこれも競馬です元気に戻ってきてまたパフォーマンスを見せて欲しいと思います。
最後は恒例の花火大会で閉幕です!
また来年、See You