東京優駿回顧 スペシャルウィーク


戦後初の無観客ダービー

新型コロナウイルス対策として戦後初めての無観客ダービーが今週末行われます、緊急事態宣言が解除されましたがフリーカメラマンは変わらず自粛要請が続き平成元年から毎年参戦していましたが今年は残念ながらテレビ観戦となります。

ホースマンにとってダービーは特別なレース!と言われるほど一生に一度の晴れ舞台、競馬発祥の地の英国では「一国の宰相になるよりもダービー馬のオーナーになるほうが難しい」とも言われています。

今回は1998年(平成10年)武豊騎手が悲願のダービー初制覇となったスペシャルウィークの走りを写真で振り返ります。

1995年5月2日日高大洋牧場で(父サンデーサイレンス、母キャンペンガール)生まれ、栗東白井厩舎に入厩、調教の動きから将来大きな仕事をすると関係者が感じ武豊騎手も自身初のダービー制覇の手応えを感じていたようです。

重賞連勝し1番人気で迎えた皐月賞は仮柵が外されたインのグリーンベルトを抜け出したセイウンスカイ、キングヘイローに敗れ3着となるも広い東京コースに変わるダービーでの雪辱を期して、この馬が1番強い!と再び1番人気に支持されました。

キングヘイローの逃げで始まったレースは5番枠からのスタートもあり中団のインで追走するも向こう正面では外目に進路を取るスペシャルウィーク、キングヘイローの逃げに真後ろでチャンスを伺う皐月賞馬セイウンスカイ、4コーナーを回って坂の下あたりでいっぱいになるキングヘイローを軽々と抜いて先頭に立つセイウンスカイめがけて馬場の真ん中から伸びるスペシャルウィーク! 一騎打ちになるか?と思われたが、アッという間に突き抜けて後続を突き離すと5馬身差をつけて第65代ダービー馬の称号を得ると共に武豊騎手にダービージョッキーという騎手になった頃からの夢が現実となりました。

当時は毎週のように栗東へ取材に行っていたので、栗東でのオフショットもUpします。

ワタシの夢

武豊騎手の悲願達成と共にこのダービーでワタシの夢も叶いました♪ ワタシが競馬を撮り始めてからやりたい仕事にヒーロー列伝のポスター、そしてJRAのカレンダーが特に思い入れが強いんですが、中でも我々カメラマンにとってもダービーは特別でこの時のスペシャルウィークのダービーの写真が初めてJRAカレンダーのダービーを飾る事が出来ました。 その時の写真がコレです!

今年は残念ながらレース写真を撮る事は叶いませんが、来年以降またカレンダーになるような写真を撮って形に残して行きたいと思います!

コロナのバカやろう