牝馬三冠の最後を飾る秋華賞
今週は牝馬三冠の最後の一冠の秋華賞、ひと夏を越して急成長する牝馬や春の実績馬がぶつかる熱い女の子の戦い。
今回の回顧は史上4頭目の牝馬三冠馬の誕生か!?と大いに盛り上がった2009年の第14回秋華賞を回顧したいと思います。
この年の主役はなんと言ってもブエナビスタ!
伝説の新馬戦で後の皐月賞馬や菊花賞馬と一緒に走って3着の後、未勝利戦からオークスまで5連勝し世代最強の呼び声がついたブエナビスタ。
前走の札幌記念でまさかの2着に敗れて3歳牝馬による凱旋門賞挑戦を断念して出走した秋華賞、ここは圧倒的(単勝1.8倍)な支持を受けて4頭目の三冠牝馬誕生の瞬間を見ようと京都競馬場は大いに盛り上がりました。
第14回秋華賞
秋晴れの中で行われた第14回秋華賞、直線スタンド前のスタート地点から揃ったスタートで17頭が飛び出して、ヴィーヴァヴォドカが先手を奪うと縦長の隊列でレースが進みました。
桜花賞、オークスとブエナビスタに惜敗の2番人気レッドディザイアは中団を追走、それを見るようにブエナビスタが居てさらに3番人気のブロードストリートが直後に控える形で進み、前半の1000mが58秒台という早い流れのまま最後の直線勝負に!
先に抜け出したレッドディザイアに外へ持ち出したブエナビスタが襲い掛かり、さらに内を突いてブロードストリートが伸びて来て3頭の争いに、しかし外の2頭(レッドディザイアとブエナビスタ)の脚色が優勢で最後は並んでゴールして結果は写真判定に持ち込まれました。
ワタシの位置からだと、ややレッドディザイアが出ているように見えましたが三冠牝馬誕生も可能性があると2頭を入れてのフレーミングしたことを覚えています。
写真判定と同時に審議のランプが点いていましたが、確定時に場内はどよめきが起こりました!
なんとハナ差で2位入線のブエナビスタが4コーナーで3位入線のブロードストリートの進路を妨害したとして3位降着となってしまいました…
三頭の争いか!?
しかし二頭の脚色が凄い
やはり最後は二頭の勝負
春の雪辱を果たす
強気の騎乗でG1勝利へ導いた四位騎手
翌年、海外遠征で結果を残した
桜花賞で半馬身、オークスでハナ差2着と惜敗が続いたレッドディザイアが秋華賞で見事最後の一冠を手に入れました。
ジャパンカップ3着の後ドバイ、アメリカと海外遠征もしてドバイではG2(マクトゥームチャレンジ)を勝つなど活躍したレッドディザイア。
母となった今は初年度産駒が今年の夏にデビューし子供の活躍を願っていることでしょう。
非売品ブルゾン
今年の二冠馬ドゥラメンテの活躍を記念して厩舎で作製したブルゾンをデザインされたRIDING BASIC.comの野上さん(以前ワタシのブログを管理してもらっていた)より頂きました。
関係者にしか配られない貴重な物を頂いてもったいなくて着れません(って羽織ってみましたが・笑)
作製された野上さんのところに多数の問い合わせが入っているようですが「非売品なので
譲れません!(もちろん製作枚数も少ないので)」とのことです。
やはり持つべきものは良い仕事する友人ですね! ちょっと優越感す♪