世界最高峰のレースの一つ凱旋門賞
今年の日本ダービー馬マカヒキが参戦するとあって2年ぶりに凱旋門賞の取材にやって来ました。
前哨戦を差は僅かながら余力たっぷりに勝ち、また今年から日本国内でも海外レースの馬券が発売されるということで今年こそ日本競馬界の悲願達成かと思われましたが、やはり過去の長い歴史において欧州調教馬以外の勝ち馬が生まれておらず今年も壁に跳ね返された感じの凱旋門賞となりました。
今年はロンシャン競馬場が改修工事の為、調教場に近いシャンティイ開催となりました!
シャンティイ競馬場の雰囲気と凱旋門賞のレースをお伝えしたいと思います。
なんとなくですがシャンティイの雰囲気が伝わったでしょうか?
とても綺麗な競馬場であることは間違いありません!
(撮影していてもとても楽しいです♪)
競馬ファンなら一度は行ってみたい!そんな競馬場ですね~
2016凱旋門賞(Qatar Prix de l’Arc de Triomphe)
現地時間16:05発走の4レースに組まれた凱旋門賞、有力馬の回避が相次ぎましたが16頭がここへ参戦して来ました。
芝のレースの世界一を決める一戦、日本のマカヒキも2番人気に支持されてムードは高まった中、3レースが終わると凱旋門賞に騎乗する騎手の紹介がありほどなく各馬がパドックに入って来ました。
日本の競馬と違いパドックの周回は2周もすれば馬場に出るのでチャンスは1回、さっと撮って馬場に走って出て返し馬の撮影に臨みます。
パドックに入ってきたマカヒキ
1番人気に支持された6連勝中のポストポンド(Postponed)
2番人気のマカヒキ(Makahiki)
勝った3番人気のファウンド(Found)
快晴の中スタートが切られたレースはヴェデヴァニが1番枠から飛び出してポストポンドは外目の5番手、さらに外側の6番手にマカヒキが続きファウンドは中団の内でじっくりと進める。
馬群が固まった状態でレースが進み、3コーナーの坂を下った所で有力各馬がスパート態勢に!
直線に向いても2馬身のリードがあるヴェデヴァニをポストポンドが捉えるかと思った二頭の間をライアン・ムーア騎乗のファウンドが躍動感ある走りで一気に抜き去ると後続との差を広げて楽勝ムード、ポストポンドは思うほど伸びずにファウンドめがけてハイランドリール、オーダーオブセントジョージが差を詰めるもそのままの態勢でゴール(タイム2:23.61)
マカヒキは直線に向くと失速し14着での入線となりました…
なんと1~3着がA.オブライエン厩舎、また1~3着の父が全てGalileo(ガリレオ)と、とんでもない歴史的な凱旋門賞となりました。
またしても日本馬の勝利する瞬間には立ち会えませんでしたが、ここまで夢を見せてくれたマカヒキ陣営に感謝したいと思います。
来年もシャンティイでの開催が決まった凱旋門賞、来年またここへ帰って来ることが出来るのでしょうか?
個人的には撮影するのはロンシャンよりシャンティイの方が好きかも!?です♪