南半球最大のレース、メルボルンカップ!
南半球最大のレースでオーストラリア国民にとって国民的行事のメルボルンカップ!
「The Race That Stops The Nation(=国を止めるレース)」の異名を取るほどの国中で大いに盛り上がるレースです。
今年も日本馬(カレンミロティック)が参戦するとあって取材に行って来ました、今回は調教からの撮影を頼まれたので豪華メンバーで行われた天皇賞をパスしてまでメルボルンに行ったので調教場のあるウェリビー競馬場や土曜日に行われたヴィクトリアダービー、またペニンシュラ半島にあるモーニントン競馬場など新たな経験が積めました。
今回のブログではヴィクトリアダービーとメルボルンカップ、そしてレース当日の華やかなフレミントン競馬場を紹介したいと思います。
スプリングレーシングカーニバル!として9月から11月にかけてビッグレースが行われるメルボルン地区の競馬開催、コーフィールドカップ、コックスプレートなどを含みこの1週間はフレミントン競馬場にて10・29(土)ヴィクトリアダービー、11・1(火)メルボルンカップ、11・3(木)クラウンオークス、11・5(土)エミレーツステークスとビッグレースのイベントが目白押し!
ワタシ自身、初のヴィクトリアダービーを含め春競馬(南半球なので)を楽しみました♪
先ずはフレミントン競馬場の雰囲気をどうぞ!
同じ競馬ですが雰囲気、華やかさは全然違います!?ただレース後のゴミの山や酔っぱらっての乱れ方はこちらの方が断然酷いですね…(逮捕される者や強制退場させられる人も居るので…)
ヴィクトリアダービー(芝2500m G1)
メルボルンカップウィークの第1弾はヴィクトリアダービー!
春の陽気に包まれた快晴の中で行われたダービーデー。
なんと3日後に行われるメルボルンカップのステップレースでもあるこのレース、例年ここをステップに参戦する馬も居ますが今年はどうか!?
海外のG1レースですがワタシ的に絶対に要る!というレースでは無いのでノープレッシャーで撮れるというお気軽さで雰囲気も含めて楽しませてもらいました。
レースは道中中団の位置につけていたPrized Icon(プライズドアイコン)が残り300m付近からスパートすると後続を寄せ付けずに圧勝のゴール(騎手Glyn Schofield)!
安心して撮影出来ました♪
Victoria Derby
Won by Prized Icon
Jockey G.Schofield
Trainer J.Cummings
ただ勝ち馬がこの秋(こちらの春)6戦目(タフですね)だったのでメルボルンカップは回避しました、ただその前に行われたレクサスステークス(芝2500m G2)の勝ち馬オーシャノグラファーが中2日でのメルボルンカップ参戦を表明し出走24頭が確定しました。
レース後に競馬場でメルボルンカップの枠順抽選が行われて、日本から参戦のカレンミロティックは18番に決定しました。
枠順抽選が19時から、終わったのが20:30くらい。
ワタシ、レンタカーで競馬場に行っており近隣の一般駐車場に停めてたのですが門が閉まらないか心配でしたが車に戻った時にワタシの車ともう1台停まっており、門も開いてたので無事に帰ることが出来ました、がかなり焦りました(笑)
メルボルンカップパレード
メルボルンカップの前日の月曜日、市内の大通を使って大々的なパレードが行われました。
ワタシ自身メルボルンカップは3度目ですが、毎回天皇賞終わってからの便で到着時にパレードが終わってるパターンで今回初めて参加しましたが日本には無い文化で感動しました♪
第156回メルボルンカップ(芝3200m G1)
伝統のメルボルンカップは、1着賞金が日本円で約2億8000万円ほどあり世界最高賞金のハンデ戦で行われます。
難解なハンデ戦、しかも24頭立て、さらに今年から日本でも海外馬券発売の第二弾として発売されるレース!
正直、全頭把握するのは無理です…(日本の18頭立てでも予想は当たらないのにね)
とりあえずワタシは撮影に集中することに(笑)
この日の天気予報では晴れ時々曇り、一時雨でしたがいい感じの明るさで雨も降らずにレースが進みました、が直前の6レースでスコールが降って嫌な予感がしましたがメルボルンカップの騎手紹介が行われる頃には再び青空になって、やれやれと思ったらレースもギリギリ降らないで済みそうとと思いきや1周目が過ぎるとパラパラと…
結局、レースと引き上げシーンのみ雨に降られて勝ち馬撮影と表彰式では再び上がるというなんともな天気のメルボルカップとなりました。
10万人弱が詰めかけたフレミントン競馬場、しかし日本と違ってファンファーレなど無いのでしれっとレースがスタートします。レースは18番枠と言う外枠発走ながら好スタートを決めたカレンミロティックが積極策を取って前へ、1周目のゴール板付近では内の3番手という絶好のポジションでレースを進め淡々とした流れでスタミナ自慢の彼にとって有利な流れになったと思いました。
4コーナー手前で各馬が動き出した時に着いていけなくなったカレンミロティック、この時点で勝負圏外になって撮影に集中し狙いを定めると内のモレイラ&ハートブレークシティー、外マカヴォイ&アルマンダンの一騎打ちに!?
痺れるような一騎打ちが続き最後の最後で外のアルマンダンが交わして第156代の勝ち馬になりました!(タイム3:20.58)
アタマ差2着にハートブレークシティー、4馬身半離れた3着にハートネル、最後は競馬を止めてしまったカレンミロティックは23着で入線でした…
レース前の騎手紹介
カレンミロティック
アルマンダンの返し馬
好スタートから先手を奪うカレンミロティック
最後の直線
二頭が抜け出した
激しい一騎打ち
両者譲らず並んでゴール!
僅かに外が優勢!?
23着で入線のカレンミロティック
メルボルンカップ2勝目のマカヴォイ騎手
Melbourne Cup
Won by Almandin
Jockey McEvoy
Trainer R.Hickmott
関係者の皆様おめでとうございました!
今年のメルボルンカップも終わりました、異国の地での厳しさをまたしても思い知らされました…
ただ挑戦無くして得るものは無いので、ワタシにとっても経験を重ねた事はプラスであって今後に活かしていきたいと思います。
現地にてお会いした方々、お世話になって方々ありがとうございました。
また次回!
See you