今年も10頭の日本馬が参戦!
毎年3月最終土曜日にアラブ首長国連邦のドバイで行われるドバイワールドカップデー、今年も6つのカテゴリーに10頭の日本馬がエントリーし中でもドバイターフに出走する昨年の年度代表馬アーモンドアイがジャパンカップの衝撃の走り以来の出走とあって世界から注目を集めました。
レース当日の雰囲気とレース順に紹介して行きたいと思います。
1レース・ドバイカハイラクラシック(G1 ダート2000m)
1レース Dubai Kahayla Classic(ドバイカハイラクラシックG1 ダート2000m)は残り300mから8番AF MAHERと5番FAZZA AL KHALEDIAHの芦毛二頭による壮絶なマッチレースとなり最後の一完歩で内の8番AF MAHERが差しきって優勝、騎手Tadhg O’Shea
2レース Godolphin Mile(ゴドルフィンマイルG2 ダート1600m)
2レース Godolphin Mile(ゴドルフィンマイルG2 ダート1600m)には日本からはノンコノユメ(セン7歳 美浦・加藤征弘厩舎 モレイラ騎手)が出走。
このレースも二頭の一騎打ちとなり残り50mで伸びた12番コーラルフロントがせり勝ちました(騎手ホセ・オルティス)日本から参戦のノンコノユメは出遅れが響いて10着でゴール となりました。
3レース Dubai Gold Cup(ドバイゴールドカップG2 芝3200m)
3レース Dubai Gold Cup(ドバイゴールドカップG2 芝3200m)は、ここもゴドルフィン二頭の争いとなりビュイック騎乗のクロスカウンターが勝ちました。
4レース Al Quoz Sprint(アルクオーツスプリントG1 芝1200m)
直線レースの第4レース Al Quoz Sprint(アルクオーツスプリントG1 芝1200m)は、このレースもゴドルフィン&ビュイックコンビのブルーポイントが力強く抜け出して優勝、日本産馬でオーストラリアに移籍したブレイブスマッシュが出走しましたが結果は8着でゴールでした。
ブレイブスマッシュ
5レース UAE Derby(UAEダービーG2 ダート1900m)
5レース UAE Derby(UAEダービーG2 ダート1900m)には日本からデルマルーヴル(牡3歳 美浦・戸田博文厩舎 ルメール騎手)が出走。
スタートして行き脚がつかず後方からの競馬となり最後に差を詰めたものの4着でゴール、勝ったのはオルティス騎乗のアメリカ馬プリュクパルフェ!
6レース Dubai Golden Shaheen(ドバイゴールデンシャヒーンG1 ダート1200m)
6レース Dubai Golden Shaheen(ドバイゴールデンシャヒーンG1 ダート1200m)に日本からはマテラスカイ(牡5歳 栗東・森秀行厩舎 武豊騎手)が2年連続で出走。 内枠スタートでロケットダッシュを決めたエックスワイジェットに外からマテラスカイが正攻法で挑み、二頭のマッチレースになるも残り150mで突き離されて惜しくも2着のマテラスカイ、エックワイジェットが1馬身半差をつけて3度目の正直でこのレース初制覇!
7レース Dubai Turf(ドバイターフG1 芝1800m)
7レース Dubai Turf(ドバイターフG1 芝1800m)には日本からアーモンドアイ(牝4歳 美浦・国枝栄厩舎 ルメール騎手)、ヴィブロス(牝6歳 栗東・友道康夫厩舎 バルザローナ騎手)、ディアドラ(牝5歳 栗東・橋田満厩舎 モレイラ騎手)の三頭の牝馬が出走。
世界から注目を浴びたアーモンドアイがヴィブロスとの叩き合いを制し海外G1初制覇となりました。2着にヴィブロス、4着にディアドラが入線、なんとヴィブロスは一昨年優勝、昨年2着とこのレース3年連続で連対しました。
各国のメディアも実際の走りに興奮してレース後に我々日本人メディアに「おめでとう!」「俺もアーモンドアイグッズが欲しい!」など彼女の走りに魅了されてました。
2着のヴィブロス
4着のディアドラ
8レース Dubai Sheema Classic(ドバイシーマクラシックG1 芝2410m)
8レース Dubai Sheema Classic(ドバイシーマクラシックG1 芝2410m)には 日本からスワーヴリチャード(牡5歳 栗東・庄野靖志厩舎 モレイラ騎手)、レイデオロ(牡5歳 美浦・藤沢和雄厩舎 ルメール騎手)、シュヴァルグラン(牡7歳 栗東・友道康夫厩舎 ボウマン騎手)が出走しました。
レイデオロが逃げる展開も直線で捕まると残り300mで抜け出した地元ゴドルフィンのオールドペルシアンにシュヴァルグランとスワーヴリチャードが詰め寄るも1馬身半差の2・3着までで鞍上のビュイック騎手はこの日3勝目を挙げました!
2着に入ったシュヴァルグラン
3着スワーヴリチャード
6着レイデオロ
9レース Dubai World Cup(ドバイワールドカップG1 ダート2000m)
9レース Dubai World Cup(ドバイワールドカップG1 ダート2000m)
日本からはケイティブレイブ(牡6歳 栗東・杉山晴希厩舎 モレイラ騎手)が出走予定も疝痛の為、前日に出走取り消しとなり日本馬不在のレースとなりました。
レースは残り300mから壮絶な一騎打ちとなり先に抜け出したグロンコウスキーを(マーフィー騎手)をゴール寸前でハナ差、差しきったサンダースノーがレース史上初の連覇を達成(騎手スミヨン)し芝レースのターフ以外とカップを制したゴドルフィン祭りとなりました。
異国の地のアウェーながら馬券発売対象レースで全て馬券に絡んだ日本馬勢、
レース前から世界中の注目の的となったアーモンドアイ が素晴らしい走りで世界を魅了し、長距離輸送の壁を乗り越えて記憶に残る2019年のドバイワールドカップデーになりました 。
こういった歴史的瞬間に立ち会えて嬉しく思います! 引き続き写真でこの感動をお届けして行きます。