2023 Dubai World Cup(ドバイワールドカップ)


史上最多の27頭もの日本馬が中東の地ドバイに集結

最終的にドウデュースが出走取り消しとなり26頭が出走したドバイワールドカップデー
ワタシも2年ぶりにここへ戻って来ました、出走メンバー26頭ともに有力でどの馬が勝ってもおかしくないと思っていましたが3勝を挙げて日本馬のレベルの高さを証明してくれました。
1レースから順に回顧したいと思いますが、先ずはレース当日の競馬場の雰囲気からお届けします。

強い日差しが差してとても暑いメイダン競馬場は開門から多くのファンがこの日の開催を楽しみに来場してました、場内には多くの日本から応援に駆け付けたファンの姿も見かけました。

1レース Dubai Kahayla Classic(ドバイカハイラクラシックG1 ダート2000m)

1レース Dubai Kahayla Classic(ドバイカハイラクラシックG1 ダート2000m)
純血アラブで行われるカハイラクラシック、シャベス騎手騎乗のHAYYANが接戦を制しました。

2レース Godolphin Mile(ゴドルフィンマイルG2 ダート1600m)

2レース Godolphin Mile(ゴドルフィンマイルG2 ダート1600m)
日本からはウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)
バスラットレオン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)
ラウダシオン(牡6歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が出走。
ガファリオン騎手騎乗のアイソレートが直線で独走となり2着に5馬身半差をつけて圧勝、連覇を狙ったバスラットレオンが4着、ウインカーネリアン6着、ラウダシオン11着という結果に。

バスラットレオン4着
ウインカーネリアン6着
ラウダシオン11着

3レース Dubai Gold Cup(ドバイゴールドカップG2 芝3200m)

3レース Dubai Gold Cup(ドバイゴールドカップG2 芝3200m)のドバイゴールドカップには日本のファンにおなじみのドウデュースの松島オーナーが共同所有するブルームがライアン・ムーア騎手で出走するとゴール前の接戦をクビ差制して昨年の6月以来の勝利となりました。

4レース Al Quoz Sprint(アルクオーツスプリントG1 芝1200m)

4レース Al Quoz Sprint(アルクオーツスプリントG1 芝1200m)
直線1200mのレースは外ラチいっぱいに広がって並んでゴール、混戦を制したのはオニール騎手騎乗のDANYAH

5レース UAE Derby(UAEダービーG2 ダート1900m)

5レース UAE Derby(UAEダービーG2 ダート1900m)
日本からはゴライコウ(牡3歳、栗東・新谷功一厩舎)
コンティノアール(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)
デルマソトガケ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)
ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)
ペリエール(牡3歳、美浦・黒岩洋一厩舎)が出走。
好スタートから先手を奪ったルメール騎手騎乗のデルマソトガケが直線に向くと追いすがるドゥラエレーデを突き放して5馬身半差をつけて圧勝劇を演じました、2着にドゥラエレーデ、3着にコンティノアール、4着にペリエールが入り日本馬の上位独占となりました、ゴライコウは12着でゴール。

コンティノアール3着
ドゥラエレーデ2着
ゴライコウ12着
ペリエール4着

6レース Dubai Golden Shaheen(ドバイゴールデンシャヒーンG1 ダート1200m)

6レース Dubai Golden Shaheen(ドバイゴールデンシャヒーンG1 ダート1200m)
日本からはジャスティン(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎)
リメイク(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎ニ)
レッドルゼル(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎)
レモンポップ(牡5歳、栗東・田中博康厩舎)が出走。
残り100mで4頭が横一線となるも最内を突いたムーア騎手騎乗のシベリウスがハナ差抜け出し優勝、リメイク5着、レッドルゼル6着、レモンポップ10着、ジャスティン12着でゴール。
接戦のレースで外に振ってしまい2着馬を撮ってしまい失敗…難しかった(涙)

ジャスティン12着
レモンポップ10着
リメイク5着
レッドルゼル6着

7レース Dubai Turf(ドバイターフG1 芝1800m)

7レース Dubai Turf(ドバイターフG1 芝1800m)
日本からはヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)
セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)
ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が出走。
ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が金曜日に出走取消となり日本馬の出走は3頭となりました。
デットーリ騎手騎乗のロードノースが3連覇を達成、猛然と追い込んできたダノンベルーガが2着、セリフォス5着、ヴァンドギャルド14着でゴール。

ヴァンドギャルド14着
ダノンベルーガ2着
セリフォス5着

8レース Dubai Sheema Classic(ドバイシーマクラシックG1 芝2410m)

8レース Dubai Sheema Classic(ドバイシーマクラシックG1 芝2410m)
日本からはイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)
ウインマリリン(牝6歳、美浦・手塚貴久厩舎)
シャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)が出走。
昨年の年度代表馬イクイノックスがハナをきるとそのまま持ったまま逃げ切って力の違いを見せつけてレコードとなる2:25.65で完勝、連覇を狙ったシャフリヤール5着、ウインマリリン6着でゴール。

シャフリヤール5着
ウインマリリン6着

9レース Dubai World Cup(ドバイワールドカップG1 ダート2000m)

9レース Dubai World Cup(ドバイワールドカップG1 ダート2000m)
日本からはパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)
ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)
テーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大輔厩舎)
ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)
ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎)
カフェファラオ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)
クラウンプライド(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)
ジオグリフ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が出走。

出走馬15頭中8頭もの日本馬が出走したドバイワールドカップ、川田将雅騎手騎乗のウシュバテソーロが道中最後方から残り300mで加速するとそのままぐんぐんと伸びてアルジールスを交わすと2馬身3/4をつけて優勝! ヴィクトワールピサ以来のドバイワールドカップ制覇となりダート施行のドバイワールドカップは日本馬の初勝利となりました。
4着にテーオーケインズ、5着にクラウンプライド、10着パンサラッサ、11着ジオグリフ、12着カフェファラオ、13着ヴェラアズール、15着ジュンライトボルトでゴール。

カフェファラオ12着
クラウンプライド5着
ジュンライトボルト15着
パンサラッサ10着
テーオーケインズ4着
ヴェラアズール13着
ジオグリフ11着

関係者の皆様おめでとうございます!
サウジカップに続きメインのダートレースを制した日本馬の躍進の現場に居れてとても心地良い気分になりました、帰国後はG1シリーズが始まります、引き続きベストショット狙って行きたいと思います。

ワタシ的にもとても良い遠征となりました、ドバイ出張の皆様お疲れ様でした&お世話になりました♪