昨年の感動を再び!
昨年のサウジカップはパンサラッサの逃げ切りで大いに盛り上がりを見せました、今年のサウジカップにも日本が誇るダート馬が終結しレース連覇へ期待が高まりました!
キングアブドゥルアジーズ競馬場の様子と金曜日に行われたインターナショナルジョッキーズチャレンジの様子からお届けします。
気温30℃近い金曜日、33℃の土曜日と日本とは真逆の季節感の中で行われるサウジアラビアでの競馬の様子です、場内では随所に昨年の勝ち馬パンサラッサの写真が掲示されていました。
インターナショナルジョッキーズチャレンジ
世界各国の男女7人づつが競ったインターナショナルジョッキーズチャレンジは金曜日に4つのレース(1,600メートルダート、1,400メートルダート、1,200メートル芝、2,100メートル芝)で行われ、以下のポイントシステムの合計点で個人表彰を競います。
1着 15ポイント
2着 10ポイント
3着 7ポイント
4着 4ポイント
5着 2ポイント
それぞれの獲得ポイントで優勝騎手が決まります!
日本からは坂井瑠星騎手が出場しました。
第1戦1,600メートルダート・オスピナ騎手が制した
第2戦1,400メートルダート・イーオン騎手が差し切り勝ち坂井瑠星騎手は2着
第3戦1,200メートル芝・サエズ騎手
第4戦2,100メートル芝・ヴェニカー騎手
4戦の結果、イーオン騎手が1着1回・2着1回で25ポイントを獲得し総合優勝となりました!
17ポイントでオスピナ騎手とモタ騎手が並びましたが1着のあるオスピナ騎手が2位、モタ騎手が3位となりました。
日本から参戦の騎手は坂井瑠星騎手は12ポイントで6位タイ
サウジカップデー
土曜日のサウジカップデーには7つの重賞(G1二つを含む)競走がありアラブのG1レースを除く6つのカテゴリーに21頭の日本馬が参戦しました。
2RのアラブのG1競走オバイヤアラビアクラシック(ダート2000m)はAlawfi騎手騎乗のAsfan Al Khalediahが直線で独走劇を演じました。
4Rサウジダービー(G3)は坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤングが内で粘るブックエンダンノをゴール寸前で差し切り勝ち! サトノフェニックス10着・セットアップ11着。
5Rリヤドダートスプリント(G3)は川田将雅騎乗のリメイクが昨年の3着からのリベンジで見事1着でゴール、日本馬が連勝し幸先の良いスタートとなりました。ジャスパークローネ4着、ケイアイドリー6着。
6R1351ターフスプリント(G2)Rossa Ryan騎乗のAnnafが早め先頭から押し切って優勝、ララクリスティーヌが2着、ウイングレイテストが4着、アグリ6着、バスラットレオン10着でゴール。 日本馬の3連勝は惜しくもなりませんでした。
7Rネオムターフカップ(G2)Oisin Orr騎乗のSpirit Dancerがキラーアビリティの猛追をしのいで優勝。
キラーアビリティ2着・スタッドリー9着・ハーツコンチェルト11着。
8Rレッドシーターフハンデキャップ(G3)はムーア騎手騎乗のタワーオブロンドンが差し切り勝ち、エヒト5着・ブレークアップ9着・リビアングラス10着・アイアンバローズ12着。
9Rサウジカップ
メインレースの直前に恐れていたことが起こりました、それまで普通に撮影出来ていた馬場での撮影が王族のセキュリティが来てオフィシャルカメラマン以外全て入れなくなりました… サウジカップ担当の広報も必死に事情を説明するも一切ラチが開かずに刻一刻とレース発走の時刻が迫ってきてワタシは正面スタンドへ向けてダッシュしました。 なんとか間に合ってレースは撮れましたが、あのままあの場所に居て撮れなかった人も沢山いました。 来年以降はこういう事が起こらないように対策してほしいもんです(過去に1・3・5回のメインレースで王族セキュリティが発動しています)
レースは内で粘っていたサウジクラウンをウシュバテソーロが捉えた!思えた外からセニョールバスカドールが並びかけて写真判定の結果、外のセニョールバスカドールが勝利しウシュバテソーロが惜しくも2着となりました、デルマソトガケ5着・クラウンプライド9着・レモンポップ12着でゴール。
なんとか撮れたサウジカップのレースでしたが距離があったにもかかわらずリモートカメラが上手く動いてくれていて良かったと思いました、この経験を活かして次の撮影に全力投球したいと思います。
サウジカップデーでは2勝、2着3回と6つのレースで5連対と凄い結果となった日本馬陣営、引き続きドバイでも活躍を願わずにはいられません!
移動メンバーも帰国メンバーも無事に次走を迎えて欲しいもんです!