国際色豊かなジャパンカップ
海外に通用する強い馬作り! をスローガンに国際招待競走のジャパンカップが設立されて44年。
近年は海外の有力馬が回避し、日本馬のみのレースになった年もあったが、今年はビッグネームが来日して、国際色に彩りを添えた。
先ずは京都2歳ステークスが行われた、土曜日の京都競馬場のレースから、お届けします。
昼休みのウイナーズサークルでは、武豊騎手の黄綬褒章受章セレモニーが行われた。
5レースのメイクデビュー(芝1600m)は松山弘平騎乗のワイルデンウーリーが1番人気に応えて新馬勝ち
6レースのメイクデビュー(ダート1800m)は西塚洸二騎乗のスマートシーカーが新馬勝ち
第11回京都2歳ステークス(芝2000m G3)
メインレースの第11回京都2歳ステークス(芝2000m G3)は8頭が出走、1番人気の川田将雅騎乗のエリキングが無敗の3連勝で重賞初制覇となった。
藤田オーナーは昨年のシンエンペラーに続き、このレース連覇となった。
関係者の皆様おめでとうございます!
ジャパンカップデー
日曜日の東京競馬場は快晴の競馬日和、この日を待ちわびたファンが朝から詰めかけて、場内は活気に溢れていた。
朝から富士山もバッチリ見えて、テンションUp!
豪華メンバーが揃ったジャパンカップ、イチロー氏のトークイベント、戸本氏の馬術披露、オーギュストロダンの引退お披露目式と盛り沢山な1日となった。
5レースのメイクデビュー(ダート1600m)はムーア騎乗のリアライズカミオンが4馬身差をつける圧勝
6レースのメイクデビュー(芝1800m)は坂井瑠星騎乗のジュタが新馬勝ち
第44回ジャパンカップ(芝2400m G1)
メインレースの第44回ジャパンカップ(芝2400m G1)は外国馬3頭を含む、14頭が出走。
天皇賞秋を強烈な末脚で制したドウデュースが1番人気で出走した。
レースは凱旋門賞帰りのシンエンペラーが逃げる形で進み、スローペースで流れる。
ドゥレッツアが途中でハナを奪うも、隊列は大きく変わらずに進み、4コーナーではドウデュースが中団にポジションを押しあげる。
残り400mで先頭に立つドウデュース、内で粘るドゥレッツア、更に内からシンエンペラーがもう一度伸びて来て3頭の争いに!?
しかし外、ドウデュースが先頭を譲らずにG1連勝のゴール!
2着はシンエンペラーとドゥレッツアの同着となった。
ウイニングランでの「ユタカ」コール、表彰式でのイチロー&武豊騎手のハグに場内は多いに盛り上がった、ジャパンカップとなった。
関係者の皆様おめでとうございます!
戸本氏の馬術実演
表彰式が終わって間もなく、初老ジャパンの一員としてパリオリンピックで銅メダルを獲得した、戸本氏(JRA職員)の馬術の実演が行われた。
間近で見た迫力ある演技に、遅くまで残ったファンからは大きな拍手が送られた。
オーギュストロダン引退お披露目式
ディープインパクト最後の産駒のアイルランド調教馬のオーギュストロダンが、ジャパンカップを最後に競走生活に別れを告げて種牡馬入りを発表。
父の活躍した東京競馬場で、JRA所属馬以外では初となる引退お披露目式が行われた。
産駒の活躍を期待せずには居られない、オーギュストロダンの第二の馬生、頑張ってもらいたい。
なかなか盛り沢山な1日でした、ドゥデュースの有馬記念の走りも楽しみですね!