アメリカ競馬の祭典「ブリーダーズカップ」
11月の第一土曜日に行われる、ブリーダーズカップクラシック。
今年は1日が土曜日だったため、10月31日(金曜日)に2歳戦のブリーダーズカップ。
11月1日に3歳以上のブリーダーズカップが行われた。
今年も地方馬含めて8頭が参戦(地方馬のフェブランシェは取消となり、7頭が出走)
クラシックに昨年3着のフォーエバーヤングが出走とあって、今年もアメリカへ撮影に出掛けた。
金曜日の競馬場の様子からお届けします。
西海岸の陽気そのままのデルマー競馬場、気温は19~20℃と過ごし易い1日となった。
















2歳戦のG1レースが5レース!
6レース BREEDERS’ CUP JUVENILE TURF SPRINT(ブリーダーズカップ ジュベナイルターフスプリントG1 芝1000m)2歳の芝短距離戦のジュベナイルターフスプリント。
オルティスJr騎乗のサイフェアが抜け出して優勝。





7レース BREEDERS’ CUP JUVENILE FILLIES(ブリーダーズカップ ジュベナイルフィリーズG1 ダート1700m)
ベリオス騎乗のスペラコレデロが優勝。





8レースBREEDERS’ CUP JUVENILE FILLIES TURF(ブリーダーズカップ ジュベナイルフィリーズターフG1 芝1600m)
2歳牝馬の芝マイル戦のジュベナイルフィリーズターフ、日本からはスウィッチインラヴ(牝2歳 栗東・矢作 芳人)が出走。
果敢に逃げたスウィッチンラヴだが、直線に向くと失速。
マーフィー騎乗のバランティナが内から鋭く伸びて優勝。
スウィッチンラヴは11着でゴール。








9レース BREEDERS’ CUP JUVENILE(ブリーダーズカップ ジュベナイルG1 ダート1700m)
2歳チャンピオン決定戦のジュベナイル。
ヴェラスケス騎乗の圧倒的1番人気のテッドノフィーが2歳チャンピオンに輝いた!






10レース BREEDERS’ CUP JUVENILE TURF(ブリーダーズカップ ジュベナイルターフG1 芝1600m)
2歳芝チャンピオン決定戦。
スミヨン騎乗のグスタードが外から鋭く伸びて優勝、1番人気に応えた。







土曜日のブリーダーズカップデー
朝方は曇り空だったが、だんだんと日差しが見えてレースが始まる頃には晴れて来た土曜日のデルマー競馬場。
競馬の祭典を楽しもうと多くの人が、競馬場に集まった。














4レース BREEDERS’ CUP FILLY & MARE SPRINT(ブリーダーズカップ フィリーメアスプリントG1 ダート1400m)
3歳以上牝馬ののダート1400m戦。
プラ騎乗のスプレンドラが優勝。






5レース・BREEDERS’ CUP TURF SPRINT(G1 芝1000m)
3歳以上の芝1000mの短距離戦、日本からはインビンシブルパパ(牡4歳 美浦・伊藤 大士)、繰り上げ出走となったピューロマジック(牝4歳 栗東・安田 翔伍)が出走。
オルティスJr騎乗のシソスパイシーが抜け出して優勝、インビンシブルパパ6着、ピューロマジックは10着でゴール。









6レース・BREEDERS’ CUP SPRINT(ブリーダーズカップスプリントG1 ダート1000m)
6レース 3歳以上のダートの短距離戦にはアメリカンステージ(牡3歳 栗東・矢作 芳人)が出走。
オルティスJr騎乗のベントルナートが優勝、先行争いから4着に粘ったアメリカンステージ。









7レース BREEDERS’ CUP DISTAFF(ブリーダーズカップ ディスタフG1 ダート1800m)
牝馬限定の3歳以上のダート1800m戦に日本からはアリスヴェリテ(牝5歳 栗東・中竹 和也厩舎)が出走。
アルバラード騎乗のスキュラが優勝、アリスヴェリテは10着でゴール。









7レース BREEDERS’ CUP TURF(ブリーダーズカップ ターフG1 芝2400m)
3歳以上の芝2400m戦。
マクモナグル騎乗のエシカルダイアモンドが鋭く伸びて優勝、昨年の覇者レベルスロマンスは2着。 1番人気で凱旋門賞2着のミニーホークは早め先頭も失速し6着でゴール。








9レース BREEDERS’ CUP CLASSIC(ブリーダーズカップ クラシックG1 ダート2000m)
メインレースは、 BREEDERS’ CUP CLASSIC(ブリーダーズカップ クラシックG1 ダート2000m)
3歳以上のダート2000m戦、日本からフォーエバーヤング(牡4歳 栗東・矢作 芳人厩舎)が出走。
積極的な競馬から後続を封じた坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤングが優勝!
日本馬によるブリーダーズカップクラシック初優勝となりました。























10レース BREEDERS’ CUP MILE(ブリーダーズカップ マイルG1 芝1600m)
3歳以上芝のマイル戦、日本からアルジーヌ(牝5歳 栗東・中内田 充正厩舎)が出走。
ビュイック騎乗のノータブルスピーチが内側から抜け出して優勝、アルジーヌは6着でゴール。









11レース BREEDERS’ CUP DIRT MILE(ブリーダーズカップ ダートマイルG1 ダート1600m)
3歳以上のダートマイル戦。
プラ騎乗のナイソスが接戦を制し優勝。






12レース BREEDERS’ CUP FILLY & MARE TURF(ブリーダーズカップ フィリーメアターフG1 芝2200m)
3歳以上牝馬の芝のレース。
バルザローナ騎乗のゲゾラが外から差し切って優勝。







2日間に渡るブリーダーズカップデーが終わった。
ダートレース最高峰と言われるブリーダーズカップクラシックを、日本馬フォーエバーヤングが制した!
夢に見た景色が目の前で起きた、凱旋門賞より先にダートの頂点を取るシーンに出会えると海外遠征し始めた頃には思わなかった。
しかしながら日本馬の質の向上により、現実となって歴史的瞬間を収める事が出来た。
チーム矢作の調教力、坂井瑠星の馬を信じた騎乗、全ての歯車が嚙み合って頂点へと立った。
アメリカまで撮影に出向き本当に良かった、感動をありがとう。
関係者の皆様おめでとうございます!