3年振りの春の香港国際競走
ワタシ自身3年ぶりの春の香港国際競走の取材に行って来ました、毎年天皇賞春と日程が重なり天皇賞春を優先していましたが今回はメンバー的な判断からプロとして撮り始めてから初めて天皇賞春をパスして行くことにしました。
が、先週の日曜日に見た天気予報では滞在予定の1週間で雷雨が6日間もあり、木曜日のみ曇り予報でしたが結果的に土曜日の夕方に激しい夕立が降った以外、好天に恵まれてレース当日を迎えました!
先ずはレース当日の沙田競馬場の様子をお届けします。
今年はスポンサーが変わり新たな装いの香港チャンピオンズデー、3つのG1レース(1200m,1600m,2000m)が行われ1200mのチェアマンズスプリントプライズにナックビーナス、2000mのクイーンエリザベス2世カップにはウインブライト、リスグラシュー、ディアドラと計4頭の日本馬が遠征しました。
6レース チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m G1)
日本からナックビーナス(牝6歳 美浦・杉浦宏昭厩舎)が出走した6レースのチェアマンズスプリントプライズ(芝1200m G1)はレース前日に2018年の香港スプリントの勝ち馬ミスタースタニングが出走取り消して9頭立てで行われました。 道中2番手追走から残り400mで見せ場を作ったナックビーナスですが残り200mで失速すると道中4番手から残り50mで鋭く伸びたモレイラ騎乗のビートザクロックが 逃げたラタンを半馬身交わして先頭でゴール!
ナックビーナス は6着でゴールしました。
7レース チャンピオンズマイル(芝1600m G1)
7レースのチャンピオンズマイル(芝1600m G1)には日本馬の出走が無く馬券発売がありませんでしたが、香港のエースでロンジンワールドホースランキングトップタイのビューティージェネレーションが登場! 単勝1.05倍という圧倒的な支持を受けたビューティージェネレーションはパートン騎手を背に好スタートから逃げて 、持ったまま追われることなく逃げ切り勝ちを収め圧巻の走りを披露しました!
このビューティージェネレーション、レースではブリンカー着用なんですがレース後にメンコを外すと可愛らしい顔しているんです♪
8レース クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m G1)
8レース クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m G1) は3頭の日本馬が出走しました、内の5~6番手追走から直線に向くとパキンスター、グロリアスフォーエバーの先頭争いを残り150mで捕まえにかかるウインブライト
(牡5歳 美浦・畠山吉宏厩舎) 、残り50mで外から迫るリスグラシュー、エグザルタントの猛追を退けてエグザルタントに3/4馬馬身差をつけてコースレコードとなる1:58.81でG1初制覇となりました。
3着にリスグラシュー(牝5歳 栗東・矢作芳人厩舎) 、ドバイターフから転戦してきたディアドラ(牝5歳 栗東・橋田満厩舎) は6着で入線となりました。
ドバイターフに続き、クイーンエリザベス2世カップでも日本馬の海外G1勝利の瞬間に立ち会う事が出来ました。 天皇賞春をパスして来た甲斐がありました、こうして異国の地にて日本馬の活躍シーンを撮れる幸せを噛みしめて今週からの府中G1五連戦に臨みたいと思います。
関係者の皆様おめでとうございました! また香港でお世話になった方々、ありがとうございました。 See You!