春の中距離王決定戦!
香港の沙田競馬場で行われるオーデマ・ピゲ・クイーンエリザベス2世カップ(Audemars Piguet QEII Cup 芝2000m G1)
日本からはこの距離を得意とする三頭(ラブリーデイ・ヌーヴォレコルト・サトノクラウン)が出走し期待を胸に取材にやって来ましたが、当日の強雨時々雷雨という予報で時より強く降る雨の影響で重馬場(YIELDING)発表となったレースは、一つ前のレースから青空が覗いて見た目は良さげに見えた芝コースも水分を含んでいて相当タフな馬場でした。
オーデマ・ピゲ・クイーンエリザベス2世カップ
現地時間4:35分スタートのレースは2000mのスタンド前の発走で揃ってスタートしました。
押し出されるようにハナに立つパートン騎乗のサトノクラウン、2コーナーをまわると4番手までポジションを下げて1番人気に指示されたラブリーデイは1枠発走の為、内の6番手を進みヌーヴォレコルトは後方から3番手を追走。
3コーナーで馬群が固まりとなって4コーナーを2番手で回ってきたラブリーデイ!
残り400mで先頭に立つとそこから伸びる!と思われたが思うように伸びず、直後につけていた地元香港のダービー馬で2番人気のウェルテルが内をすくって先頭に立つと、重馬場を苦にせずグングンと伸びて後続を突き離して4馬身半離して優勝(タイム2:01.32)
残り50mでミリタリーアタック、ブレイジングスピードが差してきてラブリーデイは4着で入線。
終わって見れば香港馬の1~3着独占となり昨年12月の香港ヴァーズ勝ち馬のハイランドリール(3番人気)も思うように伸びず8着でゴール。
ヌーヴォレコルトは6着、サトノクラウンは12着で入線となりました…
ラブリーデイ
サトノクラウン
ヌーヴォレコルト
それまでの強い雨の影響でパドックでの勝ち馬&表彰式となったQE2カップ、初めての体験で動線が分からず少し動きにくかったですがあれだけ水分を含んだ馬場だと仕方無いですね…
リモート不発
インサイドのラチ下に仕掛けるリモートカメラですが時より降る強雨によってレンズに水滴が付いて(レース前に拭きに行ったのですが)それがレンズ内に浸み込んで曇ってしまいとてもファンタジックな写真になってアウト…
結果的に日本馬が勝たなくて良かったんですが、雨対策も頭に入れてセットしないとダメという勉強をしました。
今回実績のある日本馬が出て勝ち負けを期待しましたが雨には勝てず馬場に負けた感じです、が、あの雷雨の状況でメインレースにお日様を出したのは自称晴れ男の実力と思って居ります(笑)
さあ日本に帰って天皇賞からのG1連戦!
気持ちを切り替えて張り切って行きますよ~~