今年も凱旋門賞にやって来ました!
芝2400mで行われる中距離レースの最高峰のレースの一つ、凱旋門賞。
日本のホースマンの憧れのレースであり過去に4度の2着があり手が届きそうで届かないレースでもあります。
毎年10月の第1日曜日に開催される凱旋門賞、今年もスタンド改修工事中のロンシャンに代わってシャンティイでの開催となりました。
土日での開催となる凱旋門賞ウィークのシャンティイ開催は土曜日にG1レースが一つ、日曜は全7レースがG1という豪華なメンバー構成となりました。
心配された降雨(当初の土日共土砂降り、降水確率70%以上の予報)も土曜は晴れ、日曜はレースが始まる直前にはピタリと小雨が止んでカメラマンにはありがたい天気となりました。(もちろんスーパー晴れ男のワタシが居たからですけどね・笑)
先ずはシャンティイの雰囲気をお届けします。
また日本でもおなじみの世界の名手達も集まり、パドック内での撮影が可能なのでこういったカットも撮れるんです。
騎手ファンにはたまりませんよね!?
G1レースを8つ全てお見せします!
土曜の5R Prix du Cadran (カドラン賞G1)
芝4100mの長距離戦のG1カドラン賞はスミヨン騎乗のヴァジラバドが力でねじ伏せて人気に応えて貫録勝ち!
凱旋門賞デー
1レースからG1レースがずらりと続く日曜のシャンティイ開催。
1R PRIX MARCEL BOUSSAC-CRITERTUM(マルセルブーサック賞)芝1600m
ドイル騎乗のWILD ILLUSIONが完勝しました。
吉田オーナーがドイツで購入した馬にルメール騎手が騎乗しましたが7着(7頭立て)でした…
2R PRIX JEAN-LUC LAGARERE(GRAND CRITERIUM)(ジャンリュック・ラガルデール賞)芝1600m
ムーア騎乗のHAPPILYが鋭く伸びて優勝
3R ARABIAN WORLD CUP (アラビアンワールドカップ)
純血アラブによる芝2000mのレース、アラビアンワールドカップ。
芦毛三頭による接戦を制したのはギィヨン騎乗のGAZWANが優勝
4R PRIX DE L’ARC DE TRIOMPHE(凱旋門賞)芝2400m
メインレースの凱旋門賞はデットーリ騎乗の1番人気の3歳牝馬のエネイブルが完勝!
日本から参戦のサトノダイヤモンド&ノブレスは共に着外(15着・16着)で入線しました。
凱旋門賞のパドックで出場騎手紹介が行われましたが、18人並んだ騎手とそれを撮ろうとするカメラマンが群がり、自主的に下がりましたが引きが無く結局1枚で全員を収めることが出来ませんでした…(涙)
5R PRIX DE L’OPERA(オペラ賞)芝2000m
フェファーナン騎乗のRHODODENDRONが接戦を制し優勝
6R PRIX DE L’ABBAYE DE LONGCHAMP (アベイユドロンシャン賞)
直線芝1000mのアベイユドロンシャン賞、例年の通り内ラチピッタリでレースが進むのでスタンド入れての撮影、短距離戦にしては後続をちぎったクローリー騎乗のBATTAASHが独走を演じました。
このレースはゴール板がいつもと違いかなり歩いて移動します、いつも馬場を歩いているのですが地元のカメラマンが抜け道っぽいスタンド側から帰るのでついて歩くと前に見慣れた二頭の姿が!?
レースを終えて馬運車に積むところのサトノダイヤモンド&ノブレスでした。
いつもの馬場から帰っていたら撮れないところでした、新たなルート作戦大成功♪
7R PRIX DE LA FORET (フォレ賞)芝1400m
最終7レースはフォレ賞、ここも接戦をモノにしたマーフィー騎乗のACLAIMが優勝
残念ながら今年も日本競馬界の悲願達成の瞬間に立ち会うということは出来ませんでしたが、この経験は必ず活きてくると思います。
撮影に関しては写真ファンの読者ならお気づきかと思いますが、今回(主に海外では)も4台態勢での撮影をしました。(内側にリモート2台、手持ちの望遠レンズ、足元にワイドのリモート)
普段の馬券下手同様、走ってくるコースを読むって難しいです…(エネイブルが思ったよりも内を走って来ました…)
ワタシも経験値をもっともっと上げて来たるべき日に備えたいと思います。