2019HKIR(香港国際競走)


4つの国際競走in香港

12月の第二日曜日は香港国際競走デー! 恒例の香港国際競走取材に行って来ました、今年は6月に起きたデモの影響で大きな混乱や情勢不安など12月に入っても収まる気配がなく行く前は何人かに心配されましたが、行ってみると通常通りの香港でした(レース当日は宿泊しているホテルの周りで大規模なデモがあり、警察が催涙ガスを撒いたとの情報もありましたがレースから戻って来る頃には警察車両は多く見られましたが何も無かったように普通の街並みでした)

例年に比べるととても寒い香港でしたがレース当日は快晴で雲一つない青空で暖かい香港が戻って来ました、デモの影響かお客さんの入りは例年に比べると控えめな感じに思えましたが、徐々に増えてきて国際競走が始まる午後にはそれなりの数になってました。

4レース 香港ヴァーズ(芝2400m Vase)

4レースの香港ヴァーズには三頭の日本馬(グローリーヴェイズ・ラッキーライラック・ディアドラ)が出走しました、レースは昨年の覇者で地元香港のエグザルタントが軽快に逃げてグローリーヴェイズは5番手、ラッキーライラックは中団のやや後ろ、ディアドラは最後方から競馬となりました、4コーナーも先頭で回り押し切りたいエグザルタントに外から早くもラッキーライラックが進出を開始、残り300mで二頭の叩き合いか?と思われた間を縫ってグローリーヴェイズが並びかけて来て残り200mで一気に突き放すと、そのまま3馬身半差をつけてG1初勝利のゴール(タイム2:24.77)

2着にラッキーライラック、3着にエグザルタント、道中最後方の大外から伸びて来たディアドラが4着でゴールとなりました。(惜しくも日本馬のワンツースリーとはなりませんでした)

グローリーヴェイズ 牡4歳
ディープインパクト
メジロツボネ
母の父    スウェプトオーヴァーボード
馬主      (有)シルクレーシング
調教師    尾関知人(美浦)
生年月日  2015年3月2日

THE HongKong Vase(G1)

Won by Glory Vase

Jockey J.Moreira

Trainer T.Ozeki

関係者の皆様おめでとうございました!

5レース 香港スプリント(芝1200m Sprint)

5レースの香港スプリントには2012・13年のこのレースを連覇したロードカナロアの子供のダノンスマッシュが参戦しました、しかし短距離界の層の厚さは世界一の香港勢の壁は高くスタートで後手に回った影響もあり上位独占を許すという結果になりました。

売り出し中の3歳馬エセロの逃げで始まったレースは、残り100mでもそのままで初の3歳馬による制覇か?と思われた残り50mでホットキングプローン、ミスタースタニング、ビートザクロックが一気に並びかけて大混戦に!? 最後の最後で大外のビートザクロックがグイっと伸びて混戦を制しました(タイム1:08.12)

クビ差2着にホットキングプローン、さらにクビ差3着にエセロが入り、ダノンスマッシュは8着でゴール、モレイラ騎手はG1連勝となりました。

撮影はとても難しかったです…

7レース 香港マイル(芝1600m Mile)

一つ平場のレースを挟んで7レースは香港マイル、ここは日本が誇る強力マイラーが4頭(アドマイヤマーズ・ノームコア・ペルシアンナイト・インディチャンプ)も揃い、地元のエースでこのレース三連覇を目指すビューティージェネレーションを阻止する可能性が大いにあるレースでした。 中でも安田記念・マイルチャンピオンシップとマイルG1連勝中のインディチャンプは地元記者や海外の記者からもマークされておりアーモンドアイに勝った実績は大きかったようです!

レースは2番手追走から直線に向いて押し切りを計るビューティージェネレーションに外からアドマイヤマーズと、さらに外からワイククが迫り残り150mで横並びになり、残り100mでビューティージェネレーションが脱落して外の二頭の争いも最後まで鋭く伸びたアドマイヤマーズがワイククに半馬身差をつけて、このレース史上初の3歳馬の 優勝 (タイム1:33.25)

3着にビューティージェネレーション、4着にノームコア、5着にペルシアンナイト、インディチャンプは7着でゴールとなりました、勝ったアドマイヤマーズは先月にオーナーが亡くなり弔い勝利となりました。

 アドマイヤマーズ 牡3歳
ダイワメジャー
ヴィアメディチ
母の父    Medicean
馬主      近藤利一
調教師    友道康夫(栗東)
生年月日  2016年3月16日

The HongKong Mile(G1)

Won by Admire Mars
Jockey C. Soumillon
Trainer Y.Tomomichi

関係者の皆様おめでとうございました!

8レース 香港カップ(芝2000m Cup)

メインレースの香港カップは8頭がエントリー、当初出走予定のアーモンドアイの回避は海外の関係者も残念がっており「生で見たかった」と何人もに言われました。 しかし春のQE2カップの覇者のウインンブライトがスタートで後手に回るもすぐにポジションを取りに行き、積極的な競馬をして好位の3・4番手でレースを進めると最後の直線で絶好のポジションから追い出すと外のライズハイとの叩き合いになり、残り100mで振り切ると今度は内からマジックワンドがムーア騎手に導かれて鋭く伸びて来るも粘りを見せたウインンブライトが短アタマ差しのいで春に続き外国馬として初の同一年の2000mの香港国際G1を制しました(タイム2:00.52)

9頭の日本馬が出走した香港国際競走でしたが、唯一の日本人ジョッキーの松岡騎手が大仕事をやってくれました♪

ウインブライト  牡5歳
ステイゴールド
サマーエタニティ
母の父    アドマイヤコジーン
馬主      (株)ウイン
調教師    畠山吉宏(美浦)
生年月日  2014年5月12日

The HongKong Cup(G1)

Won by Win Bright
Jockey M.Matsuoka
Trainer Y.Hatakeyama

関係者の皆様おめでとうございました!

2001年以来という日本馬三勝というメモリアルデーに立ち会えてうれしく思います、いつもとは少し様相の違った香港遠征でしたが、ワタシの動いた範囲内ではデモによる影響はほとんどなくいつも通りの香港でした、再会した人たちも元気そうにしていたし相変わらずの親切にしてもらいました。

1日も早く落ち着いて皆に笑顔が戻って欲しい、そう思った今回の遠征でした。お世話になった皆様ありがとうございました!

See You